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【day-13】ロシア 国境の全軍投入

朝日新聞、今朝は配達されていた。ちょっとドキドキした。

ウクライナに侵攻したロシア軍は依然として主要都市への攻撃を続け、圧力を弱めていない。ウクライナ軍が激しい抵抗をみせるなか、米国防総省の高官は7日、ロシア軍が国境付近に集めた戦闘部隊の100%近くを投入したとの見方を示した。

そんな中で、気になるニュース(どれも気になるニュースなのではあるがとりわけ)が入ってきている。「電源喪失」というのは、本当なら由由しき事態。

チェルノブイリで放射性物質拡散の恐れ:時事ドットコム (jiji.com)

この2週間ほど、ずっと新聞を眺めてきた。記事のスクラップをしている。新聞とはそういうものだと言ってしまえばそうなのかもしれないし、仕方ないよなと思いつつも、戦時下の状況進展のスピードと忽ちSNSで拡散する情報に、新聞報道はまったく追いついていない気がしていて、その〈隔靴掻痒〉さが受け手/送り手双方にくすぶっていはしないか。
いまさら7日の報道を9日の朝刊で知ってもなあー、という気がする。
もう、〈状況説明〉は放棄した方がいいのではないか。その点、日経新聞の今朝の朝刊見出しは「マネー 欧州離れ」とある。

投資マネーの欧州離れが進んでいる。ロシアがウクライナに侵攻して以降、主要国の株価下落率は1割を超え、欧州株ファンドからの資金流出は過去最大となった。通貨ユーロも安い。ロシアへの経済制裁はエネルギー不足や物価高となって世界へ跳ね返り、欧州の痛手が最も大きいためだ。

こういう、一歩引いた記事がわれわれに複眼的な思考をもたらし、「ロシア憎し」で沸騰した感情を冷めさせてくれる(いや、ロシアはアカンのだけれども)。経済に特化した新聞だからこその強みかもしれないが、総花的な記事は焦点をぼやけさせ関心を薄めさせる。日経はまた、それでいて国際面で「ロシア、再三の国際法違反」という見出しの記事をしっかりと載せて脇を締めている。
対して朝日は「『飛行禁止区域』踏み込まぬ欧米」(国際面)と、既視感の強い見出しの記事。いや、悪くはないけどさー。スクラップしたい記事が少ないんだよねー。

以下は、自分のためのメモ。じっくりと視聴したい。

「ウクライナ」(1) 廣瀬陽子・慶応義塾大学教授 2022.3.2 - YouTube

「ウクライナ」(2) 小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター専任講師 2022.3.9 - YouTube

そうそう、今日は「東京財団政策研究所ウェビナー「歴史から考えるポピュリズム――戦間期ヨーロッパの経験から」を18:30から視聴した。細谷雄一先生の司会進行のもとで、気鋭の碩学たちが早口に最新の研究成果を披露する様はとても刺激的だったし、これからの卒論にも励みになった。

【イベント登録受付中】ウェビナー「歴史から考えるポピュリズム―戦間期ヨーロッパの経験から」 | 研究活動 | 東京財団政策研究所 (tkfd.or.jp)

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